漢方村岡

大分市大字下郡1723-9

店舗の特徴


漢方村岡ではグロスミン(バイオリンクも取り扱っています)、バランスターWZなど本物志向の健康食品、漢方薬、自然派指向の化粧品を取り扱っています。


・「子宝カウンセラーの会」正規認定店

・タンポポ茶ショウキT-1や松康泉などの正規取扱店

店舗情報


営業時間

10:00~19:00

定休日 日曜日
ホームページ https://www.senkendrug.com/
電話番号 097-567-8722

アクセス


住所 〒870-0951 大分県大分市下郡1723-9
最寄駅 JR牧駅より徒歩15分
駐車場 あり
備考 ダイソー大分下郡店うら

漢方村岡の思い


ドラッグストアから方向転換!

お客様一人一人と向き合い、人々から頼りにされる薬局作りへの想い

 

令和3年現在で、この道23年です。先代が経営していたドラッグストアから受け継いで経営しています。あっという間でした。売上げや効率だけを求めるのではなく、お客様一人一人と向き合い一緒に悩みながらじっくり話したいという思いが強くなり、ドラッグストアから今のスタイルへと方向転換しました。

 

以前勤めていた会社は、大分で初めてドラックストアという業態を持ち込んだ歴史ある会社でした。しかし、ネット販売やコンビニが普及するにつれ、どこでも同じ商品が買えるようになり、差別化がどんどん難しくなってきました。そして、お店に置いてある商品も、私たちが選んで勧めたいものというよりも、CMの力でお客様の記憶に残ってるものだけに変わっていっていました。

 

そうなりますと、私とお客様との関係は、商品の代金をいただき、商品をお渡しするだけという・・・ただレジを通過するだけの無味乾燥な関係になってしまいますよね。

 

もっとお客様に向き合ってじっくり選んであげたい、その思いからお店のレイアウトを変更しました。

命を授かるお手伝いをしたい

命は生まれるというよりも

“授かる”

 

きっかけは創業者の「いいものを提供していきたい」という想いでした。私は工学部として大学院に一度進学しましたが、途中で退学し、そのままドラッグストアに就職しました。その後、必要な資格を取り、店舗責任者への道を進みました。

 

当初、両親からは反対されました。実家は祖父の代から続く佐賀の有田焼の焼き物屋さんだったのですが、両親は自分たちが苦労した分、子供には別の安全な道を選んで欲しいという考えだったようです。当時はバブルでしたし、学校を出て普通の就職をすることを望んでいました。今でこそ両親も完全に理解してくれていますが、当時は一時的に会話もない状態でした。それでも自分の思いを押し切りました。

 

押し切った以上、安心させる意味も込め、一人でも多くのお客様に感謝されて喜んでもらいたいという想いを強く持って薬局を経営しています。アルバイトの時代から、お客様の立場に立ち、その結果喜んでもらえることが何よりも自分に合っていました。もちろん必要最低限の知識は必要ですが、コミュニケーションを常に重要視しています。

 

お客様からの「あなたがお勧めするのであれば試してみようかな」という言葉や、後日「効いたよ」など笑顔で言ってもらえることはとても嬉しいです。

 

多くの「がん」のお客様に出会いました。そこで「生」の領域を意識したことで「がん」という病気とうまく付き合っていくという、いわば「死」と向き合うという考えになりました。それと同時に、その対極にある「生」という部分でもいろいろ考えました。生命とは・・・。そして考えの中で、妊娠できずに悩んでいる夫婦の役に立ちたいという気持ちが徐々に芽生えてきました。

 

それと同じく、お店にも妊娠希望のお客様が増えてきたので、本格的に取り組もうと決意しました。

 

お客様から、私の考え方に対し「ゆりかごから墓場までだね」とよく言われます。また私は妊娠において、「生まれる」という言葉を使いません。勝手に生まれるものではないですしね。命を授けていただくという観点から、「授かる」という表現を大事にしています。

妊娠ができるよう

いろいろなサポートをしたい

 

お客様の中には体外受精を17回行ってもうまくいかず、それで当薬局に通っていただき、19回目で妊娠できたご夫婦がいます。どこまで力になれるかわかりませんでしたが、少しでも夫婦を支えてあげたいという気持ちだけで、私もサポートさせていただきました。

跡継ぎの話が出てくると、ご夫婦だけでは解決できない方もいらっしゃいます。ですから親族が一緒になって向き合うことが大切だと思います。

 

他にも、男性不妊で精子が全く無いご夫婦もいらっしゃいました。不妊専門の医療機関、泌尿器科で検査を行い、無精子と診断され、それでも諦めきれずに漢方やサプリを求めていました。

私もご夫婦と共に、治療法や検査項目、クリニックも調べ、大阪の専門医を紹介させていただいたりしました。必ず良い結果になることばかりではないですが、そのご夫婦は無精子症の治療法であるTESEを行い、無事に妊娠することができました。

 

ご夫婦の「授かる」という目的のため、漢方だけではなく、医療機関や治療との連携まで重視してお話するように意識しています。私もチームの一員となって、密にサポートをするイメージです。

お客様とは数年別の相談も含めて長い付き合いをしていきますので、徐々にチームとして強い関係性と絆が生まれると思います。

授かることはゴールではなく

授かってからがスタート!

 

妊活や不妊治療に取り組んでいるご夫婦へのメッセージとしまして「常に希望はあり、できることはあるよ」と伝えたいです。卵胞と精子さえあれば、医療機関や治療との連携など、やるべきことはあります。そのお手伝いをするのが専門家の役目であるので、自分たちだけで悩んで苦しまずに相談しに来て欲しいです。特に、新婚の若い夫婦は絶対的に授かりやすいので早めに行動をしてほしいです。

 

そして何より大事なことは「授かるまで」ではなく「授かってから」です。ここももっと意識してほしいです。「授かる」のはゴールではなくスタートですからね。

 

また、旦那さんにもできることはたくさんあると伝えたいです。「不妊の48%は男性に原因あり」という報告もあります。なにより授かるお子様の半分の遺伝子は旦那さんのものですから。日頃から摂生すべきこと、注意すべきことをご夫婦で実践していただきたいですね。女性は、授かる時間というものが限られているのですから。

 

是非、ご夫婦で話し合っていただき、未来と向き合い、授かるためにできることは何でもやるという意識が大事です。どんな時でも、ご夫婦の協力が一番大切です。

程々に

寄り添う